木造住宅を提案
株式会社IDEAh(アイデア)代表取締役
新田 昌三氏
今のライフスタイルに添った住まいの提案や工務店のコンサルティングを手掛け、
木造住宅を中心に安全性に優れた家づくりに取り組んでいます。
社名の意味は「理想的な家」
社名の「IDEAh」はアイデアと読みます。homeやhouseの頭文字の「h」をつけることで、「理想的な家を提供します」というメッセージを込めました。主に手掛けるのは木造住宅の新築やリフォーム。さらに不動産業も行っています。居住される方々のニーズやライフスタイルの変化を考慮し、安全で快適に住み続けられる住まいのアイデアを提供しています。
個人のお客様からダイレクトに請け負う場合もあれば、工務店と組んで住まいづくりをする時もあり、仕事のスタイルは一様ではありません。これからは工務店も自社ならではの「強み」を持ち、提案力で勝負する時代です。デザイン性、機能性、耐震構造などの安全性…工務店ごとの「売り」を考え、どんなふうにアピールしていくかをコンサルティングするのも私の仕事の1つです。
それぞれの工務店が持つ技術やノウハウを活かし、お客様のライフスタイルに沿った提案ができるよう、私は工務店の外部ブレーンとして協力しています。
スタート早々、困難な状況に
私は不動産会社から工務店に転職し、分譲住宅から注文住宅までトータルに住宅業界に関わってきました。独立しようと思ったのは40代後半を迎えた頃。これからの人生を考え、長く働くためには自分の会社を持つのが一番と考えました。企業の利益優先ではなく、お客様にも自分にもプラスになる家づくりを実現したいという思いもありました。
2019年11月に会社を立ち上げて開業。しかし当初から受注の見込みがあったわけではなく、思えば無謀なスタートでした。仕事のない状態が続き、「来月は売上があるだろうか」「給料は支払えるだろうか」と不安でいっぱいの毎日。そんな時に支えてくれたのが、私より先に独立した同業の仲間たちでした。「動いていれば何とかなるよ」と励まされ、とにかく営業に回り、さまざまな方に出会いました。仲間たちの紹介が仕事につながったこともあり、当時を振り返ると感謝しかありません。
安全性に優れた家づくりへの取り組み
住宅の中で私が特に力を入れているのは「安全に長く住み続けられる木造住宅」です。その一環として、木材の腐食やシロアリ被害など、木造住宅の課題を解決する「ハウスガードシステム」の普及に取り組んでいます。ここで使用する「緑の柱」は、加圧注入剤を浸透させた木材で、シロアリが食べず、長い年月野外に放置しても腐りません。そのため新築時の安全性が長期間確保できてメンテナンスも不要、安心して住み続けられます。「緑の柱」を開発した企業とは10年以上のつきあいがあり、今では「ハウスガード」のYouTubeチャンネルに出演して緑の柱のPRに務めています。
新築時に安全基準を満たした家も、30年も経てば劣化します。住宅は人生の中で最も大きな買い物、耐久性や安全性を考慮して、ベストな選択をしていただきたいと考えています。
きめ細やかにお客様へアドバイス
「緑の柱」だけでなく、一般の方が住宅を買う時に知らないことはたくさんあります。そのため「家づくりに失敗した」と悔やむ方も多いようです。だから私たち住宅のプロが、情報をきめ細やかに伝え、疑問に答えなければなりません。そのための専門的な情報収集は欠かせないですね。耐震性など災害に関わる勉強にも力を入れています。
木造住宅にこだわるのは、戸建て住宅を希望する若い世代が、比較的手の届きやすい価格だからです。将来を担う子育て世代の家族に、安心安全でリーズナブルな住宅を提供し、暮らしを応援したい。来店されるお客様には、住宅そのものだけでなく、住宅ローンの組み方に至るまで、自分の経験談も交えて、住まいづくりのすべてをアドバイスさせていただいています。
いつかは自社で分譲地の販売を
将来の夢は、「株式会社IDEAh」で分譲地を手掛け、そこに建つ住宅を設計施工することです。できることなら私が長年住み続け、愛着が深い南大阪エリアで実現したいですね。早く夢を叶えたいと思っています。
現在2級建築士の資格取得を目指して、猛勉強しています。土地にも建物にも強い住宅会社として、経験の中で培った知識とノウハウを発揮していきたいと思っています。
不動産業
創業年月: 2019年11月
創業までの準備期間: 1年6ヶ月
所在地: 大阪府堺市堺区熊野町西2-2-3
URL: https://ideah.jp/
Instagram: @ideah1101
twitter: @ideah1101